
半袖の季節、脱毛方法選びで迷っていませんか
初夏が近づくと自己処理の回数が増え、肌のざらつきや色素沈着が気になり出す——倉敷市でもそうした声をよくうかがいます。ただ、調べるほど医療脱毛とサロン脱毛の違いが分かりにくく、判断を後回しにしてしまう方も少なくありません。この2つは、使用する機器の出力帯も、施術を担う人の立場も異なる別の仕組みです。本記事では機器・回数・費用・肌トラブル時の対応という4つの視点から、医師の立場で整理してみます。
この記事の要点まとめ
- 医療脱毛とサロン脱毛は使用機器の出力帯や施術者の立場に違いがあるとされています
- 毛周期に沿って照射を重ねる関係で回数や通院期間に差が出やすく、総額での比較が判断材料になります
- 肌トラブル時の対応範囲は医療機関とサロンで異なるため、契約前の確認が判断材料になります
- 医療脱毛とサロン脱毛、使用する機器と施術者の違い
- 効果の実感度と完了までの回数・通院期間を比較する
- 費用の総額で比較するときに見落としやすいポイント
- 肌トラブルが起きたときの対応体制と医師の関与範囲
- 当院の医療脱毛における照射設備とカウンセリング体制
医療脱毛とサロン脱毛、使用する機器と施術者の違い

両者を分ける本質的な線引きは、医療機関でしか扱えない出力帯の機器を用いるかどうかという一点にあります。
機器の仕組みと出力帯の違い
医療脱毛では、毛に含まれるメラニン色素に反応するレーザーを照射し、毛の産生に関わる組織へ熱を伝えます。当院が導入しているLight Sheer DUETやSPLENDOR Xといった機器は、厚生労働省による薬事承認を受けた医療用機器であり、使用が認められているのは医療機関に限られます1。
対してサロンで用いられる光脱毛(フラッシュ脱毛)は、より広い波長域の光を低い出力で照射する方式です。毛根組織に破壊的な作用を及ぼす行為は医行為に該当するとされるため、エステティックサロンではその範囲に踏み込まない出力設定で施術が行われます。そのため、想定されるのは主に一時的な減毛・抑毛の範囲にとどまると説明されることが一般的です。
施術を担当する人の立場
もう一つ大きいのが、誰が肌に照射するのかという違いです。医療脱毛は医師の診察・指示のもとで、医師または看護師が施術を担当します。サロンの施術者はエステティシャンであり、医療従事者としての資格に基づく行為は行えません。
日本医師会も医業と非医業の線引きについて情報提供を行っており、施術内容によって受けられる対応の範囲が変わる点は、契約前にぜひ確かめておきたいところです3。
- 医療脱毛:医療用レーザー/医師・看護師が施術/診察と処方が可能
- サロン脱毛:光脱毛機器/エステティシャンが施術/医療行為は不可
仕組みが違えば、通う回数や期間の考え方も変わってきます。次はそこを見ていきましょう。
効果の実感度と完了までの回数・通院期間を比較する

脱毛の計画を立てるうえで欠かせないのが、毛周期という考え方です。
毛周期に沿って照射を重ねる理由
毛には成長期・退行期・休止期というサイクルがあり、レーザーや光が反応しやすいのは成長期の毛に限られるとされています。1回の照射で対応できるのは全体の一部にすぎず、だからこそ間隔を空けて複数回繰り返す設計になるわけです。医療分野の研究開発を担う公的機関でも、光を用いた医療技術の検証は継続的に進められています2。
回数と期間の一般的な目安
一般的な目安として、医療脱毛では部位にもよりますが7〜10回程度を一つの区切りとする場合が多く、照射間隔は1か月半~3ヶ月ほど。つまり1年半程度**の通院期間を見込むことになります。
サロン脱毛は出力が抑えられている分、変化の現れ方が緩やかで、15〜20回以上を想定するケースも珍しくありません。2週間から1ヶ月間隔で通えるプランもありますが、総通院期間としては医療脱毛より長くなる傾向が指摘されています。
費用の総額で比較するときに見落としやすいポイント
1回あたりの料金だけを眺めると、サロン脱毛の方が手が届きやすく感じられるかもしれません。ただ、比較の軸を「完了までにかかる総額」へ置き換えると、印象が変わることがあります。
単価ではなく総額で並べてみる
仮に1回の料金が医療脱毛の半分でも、想定される回数が2倍以上になれば、支払う合計額は近づいていきます。加えて通院の交通費や、その都度確保する時間も無視できないコストです。比べるときは「1回いくら」ではなく「希望する状態に近づくまでにいくら」で並べてみると、判断材料が整理しやすくなります。
プラン内容で確認しておきたい項目
- 回数保証の範囲:セットに含まれる回数と、超えた場合の追加照射料金
- 部位の区分:全身プランに顔やVIOが含まれるかどうか
- シェービング代や麻酔代:別料金になるケースがあるため事前に確認を
- キャンセル規定:予約変更の期限と、消化扱いになる条件
- 支払い方法:一括/分割/医療ローンの取り扱い
肌トラブルが起きたときの対応体制と医師の関与範囲
敏感肌の方がとくに気にされるのが、照射後に赤みやヒリつきが出たときの対応です。ここは両者の性質がはっきり分かれる部分でもあります。
照射後に起こりうる反応
レーザーや光を用いた施術では、照射直後に一時的な赤み、ほてり、毛穴周囲のふくらみ(毛嚢炎様の反応)などがみられることがあります。多くは数時間から数日のうちに落ち着いていくとされますが、まれに色素沈着やヒリつきが長引く場合もあります。こうした反応の可能性と対処の流れは、施術前の説明で共有されるべき内容です1。
医療機関で対応できる範囲
医療機関では、症状が出た際に医師が肌の状態を診察し、必要と判断すれば外用薬などを処方する対応がとれます。次回以降の照射条件を調整する、いったんお休みして肌の状態が落ち着くのを待つ——経過をみながら方針を組み立てられる点も特徴といえるでしょう。
一方、エステティックサロンでは診察も薬剤の処方も行えません。トラブルが生じた場合は、あらためて医療機関を受診する流れになります。診療体制の違いについては、日本医師会などの公開情報でも医業の範囲として整理されています3。
契約前に確認しておきたいこと
- 施術前に医師の診察があるか
- トラブル発生時、どこで、誰が対応するのか
- 追加の診察や処方に費用が発生するか
肌が弱いと感じている方ほど、トラブルが起きた後の受け皿がどう設計されているかを事前に確かめておくと、落ち着いて通いやすくなります。
当院の医療脱毛における照射設備とカウンセリング体制

最後に、倉敷市で診療を行う当院の体制についてもご紹介しておきます。
肌質・毛質に合わせた機器の使い分け
当院では、厚生労働省から薬事承認を取得している医療脱毛機器Light Sheer DUET(ライトシェアデュエット)を導入し、患者さんの肌質や毛質を確認したうえで施術を行っています。あわせてSPLENDOR Xも備え、部位や毛の状態に応じて選べる体制を整えました。産毛や色素の薄い毛など、レーザーが反応しにくい毛には針脱毛という選択肢もご用意しています。
当院の特徴として、公式サイトでもお伝えしているとおり、全症例で熱破壊式の薬事承認機を使用している点が挙げられます。
初めての方に向けたカウンセリング
当クリニックでは、脱毛が初めての方にもご相談いただけるよう、丁寧なカウンセリングを大切にしています。保護者のかたご同伴の上で中学生・高校生のご相談にも対応しています。
院長として日々診療にあたるなかで感じるのは、「どのくらいの期間になりそうか」「肌が弱い場合にどんな調整が考えられるのか」を先にお伝えしておくと、その後の通院を落ち着いて続けていただきやすいということ。カウンセリングでは結果をお約束するのではなく、判断材料をそろえていただくことを重視しています。
通いやすさへの配慮
JR中庄駅から徒歩10分、1,500台分の無料駐車場を備えています。完全個室の診療室は10部屋、受付も保険診療と自由診療で分けました。土曜・日曜も診療しているため、平日はお仕事という方からもご相談をいただいています。まずはご自身の毛質と生活スケジュールに合う方法を、一緒に整理するところから始めてみてください。
参考文献
1. 厚生労働省(政策・健康情報の入口) 厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/
2. 日本医療研究開発機構(AMED) AMED https://www.amed.go.jp/
3. 日本医師会 日本医師会 https://www.med.or.jp/
日本美容外科学会(JSAPS)正会員
日本医学脱毛学会
アラガン社ボトックスビスタ認定医
ミラドライ認定医
ウルセラ認定医
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